会社勤めの方は会社で使用するパソコンに当然のようにエクセルがインストールされていると思います。そして、仕事でも上司や同僚、他部署の人などが作成したエクセルファイルが無数にあると思います。あなたも、エクセルを使って仕事をしないといけない。でも、どうやって?
エクセルを起動すると最初は数字や文字など何も入っていない空白のシートが表示されると思います。机には説明書はありません。エクセルを使い始めた頃はまず空白のシートから何をすれば良いか具体的なイメージが描けず困ってしまう方も少なくないのではないでしょうか?
「とりあえず、上司に提出するような表でも作成してみようか?」。「まず題名を上に入力して、数字を入力して。。。」、最初は皆そんな感じだと思います。「合計はどうやって自動的に出すんだ?」、「表の線はどうやって入れるんだ?」。「誰かに聞きたいけど、皆忙しそうだ」とか「そんな簡単なこと聞くのも恥ずかしいような気もする」などと躊躇している間に時間は30分、1時間と過ぎて焦り、イラだちそしてエクセルが苦手、嫌いになっていく。
最初の私はそんな感じでした。説明書はありません。空白のシートに何をすればよいか、何から手を付ければよいか。同僚か上司かが作った既存のファイルを開いてみても意味不明で参考にならず。画面の上の方にメニューがあっても、それぞれがどんな働きをするかどう使えば良いかもチンプンカンプン。途方に暮れてなんか良くわかんないと苦手意識を感じるようになりました。しかし、エクセルをよく理解できるようになった今の私からするとこういうことが言えます。
エクセルは会社なら経理から営業まであらゆる部署で使われ、世界中で様々な人に使用されていて、多くのユーザーのリクエストに応えた自由度の高いソフトです。多くの機能を有し、うまく使いこなせればあなたの作業時間を大幅に短縮することが出来ます。しかし、何をしたいかは人それぞれで違いますし、あなたが会社で使っているエクセルのシートは他の部署や他社では使われていないことがほとんどです。故に何をしたいかはあなたに一任されていてあなたがアイデアを持っていないといけません。エクセルの空白のシートはキャンバス、あなたは画家です。
つまり、次のようなケースではエクセルは何もしてくれません。
- そこに何を描きたいかが明確にイメージできていない(どういう情報を収集、分析、管理したいか、それに必要なのは表、テーブル、計算、表示形式や色分けなどの機能?など)
- エクセルにはどういう機能があってどういうことが出来るか
これはエクセルに限らずどんなことにも同じことが言えると思います。例えばウェブ制作でもワードプレスは自由度が高くその分ユーザーが作りたいようなサイトを細部にまでわたって細かく設定できるという点で玄人好みのツールとなっていますが、その分ワードプレスの機能や出来ることなどより多くの知識がないと最適なツールとはなりません。一方で他のウェブ制作のソフトを使用すればより簡単に短時間で製作できるかもしれませんが、あなたがいじれる個所は限定的であなたが望むようなプロフェッショナルなサイトにはならないかもしれません。
エクセルも同様で「こういう表を作りたい、ここに商品コードを入力したら商品名や単価がが自動的に表示されて、下に合計金額を自動的に算出されるようにしたい」など頭の中にイメージがあって、あとは実際にどういうて機能や設定を施すかという知識を身につける必要があります。このサイトではそういった部分や観点で説明し、お手伝いできればと考えています。
"大切なことはエクセルを使って何をしたいかがわかっていること"